佐川氏 証人喚問
更新日時:
2018/03/28
カテゴリ:国会発言
カテゴリ:国会発言
佐川氏 証人喚問
本日、午前中には参議院で、午後には衆議院で佐川前理財局長の証人喚問が行われました。衆参合わせて約4時間、そのうち与党の持ち時間が約半分ですから、極めて短い時間でやりとりをしなければならないという難しい局面であり、野党の質問力や連携力も問われました。
皆さんは今日の様子をどう御覧になったでしょうか。「いつ」「誰が」「何のために」文書を改ざんしたのかという肝の部分は、すべて「刑事訴追の可能性があるため答弁を差し控える」という姿勢でした。質疑の中で江田衆議院議員が指摘していましたが、法律上も明らかに問題のないようなものまで差し控えており、委員長ももう少し差配をしていただきたかったように思います。
違和感がぬぐえないのは、「総理、昭恵夫人、財務大臣の影響はなかった」と言い切ったことです。ほとんどの質問を答弁拒否、もしくは「確認中」「捜査中」などとしていたにもかかわらず、「私の知る限りでは」とも言わず、「影響はなかった」と言い切るのは不思議です。
今日の証人喚問ですっきりと腑に落ちた人はおそらくいないのではないでしょうか。くわえて、野党が割れているために質疑時間が短いことが悔やまれます。5分、6分の質疑時間という党も多く、質疑するのは大変難しい状況でした。野党連携、ひとつになることの重要性をここでも改めて感じます。