本日、9時からの衆議院国土交通委員会で「道路運送車両法および自動車検査独立行政法人の一部改正案」の審議が行われました。
僕はこの法案の担当ですので、質疑に立たせていただきました。
今国会では10回目の質疑登壇となります。機会を多くいただけており、ありがたいことです。
今日の質疑は
・タカタ製エアバック問題について
・車両単位の相互承認のメリットについて
・図柄入りナンバープレートについて
・ナンバープレートの視認性についての4項目を主に取り扱いました。
特に、タカタ製エアバッグ問題は重要です。報道でご存知の方も多いかと思いますが、死者がすでに米国で4名、マレーシアで1名となっており、早急な原因究明が求められております。
タカタの対応が誠実でないという点も米国では非難されています。すでに調査リコールといって、原因究明前のリコールが始まっておりますが、一刻も早い原因究明と誠実な説明がなければ、日本の労働人口の1割を占める自動車産業の信頼を損なってしまいます。本法改正で国交省の指導権限が強まりますので、しっかり指導していただきたいと思います。
また、エアバッグを対象とした事前の安全検査がないことや、交換期限を検討すべきことも指摘しました。事前検査は車の衝突実験で、人形の損壊具合以外に指標がありません。国交省からはあまり前向きな答弁をいただけませんでしたので、引き続き要望してまいります。
そして、2015年度導入予定のオリンピックに向けた図柄いりナンバープレート(オリンピックナンバープレート)。その具体的な計画を伺いましたが、値段も含め、未定の部分が多いとのこと。多くの方につけていただける努力を求め、また2016年度導入予定の地域版の図柄入りナンバープレートにも地域振興の期待を伝えさせていただきました。
ところで、ナンバープレートにカバーをつけている方はいらっしゃるでしょうか。このカバーは、今度の法改正で透明であっても禁止になります。フレームなどは、数字や文字が見えればよいそうですが、防犯上の対策という面もありますので、ぜひご理解とご協力をお願い致します。