麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業(A&A)全体説明会
更新日時:
2020/08/02
カテゴリ:活動報告
カテゴリ:活動報告
下記の3日間に渡り南市民ホールにて開催
7月31日19時〜
8月1日10時〜
8月2日14時〜(本日)
南区の麻溝台・新磯野地区に148ヘクタールの市街化調整区域があります。
この地域を「新たな都市づくりの拠点」及び「新たな産業の創出」形成を図ることを目的に、相模原市が市施行で土地区画整理事業を進めてきました。しかし、市長に就任する前から本事業の推進が様々な課題や問題を抱え、困難な状況にあったことは認識していました。
そして市長就任後、具体的な現状や課題をより詳細に認識したことにより、昨年6月5日に一度立ち止まったうえで、早急に検証を行うことが必要と感じ判断しました。
例えば地中障害物の処理計画等について、計画段階から確認されていた課題や問題等を未整理のまま計画を決定し、その後地中障害物が発出しても処理計画を決めないまま地山がでるまで掘り続けておりました。その結果動かせないくらいの地中障害物の山となり、これ以上の事業の推進が困難になったなどの課題がありました。その他様々な課題と問題が複雑に絡み合い、その糸をほぐせない状況にあります。
そこで本市として、関係権利者の皆さんや市民、議会のご理解をいただかねば事業の推進は困難でありますことから、本市としては令和3年度末までに、どのようなかたちが可能であるか、その方向性についてお示しする予定であります。
本事業の立て直しには、大変の困難が伴いますが、本市が失った信頼の回復に向けて、先頭に立って取り組んでいきます。
(市長挨拶)
麻溝台・新磯野第一整備地区については、多くの地中障害物が発出したことに伴い、事業の推進が困難な状況を確認したことから、昨年6月に事業を一時中断しました。
関係権利者の方々をはじめ、市民の皆様には、今後の本事業のあり方等を含め、ご迷惑、ご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。
昨年の7月から、庁内の内部検証にて事業の推進を視野に意思決定の経緯や法令解釈等を含め検証を行ったところ、コンプライアンス上の問題も含めて様々な問題や課題があることが判明しました。
本来であればこの検証結果を報告するため、説明会の開催を2月に予定しましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が見込まれていたことから、延期させていただきました。
関係権利者の皆様におかれては、事業の早期再開へのご要望や様々な課題や問題に対するご不安がある中、開催までに時間を要することとなり、大変申し訳なく思っています。
また、本年1月から3月にかけて内部検証とは別に弁護士3名により構成される第三者委員会において、組織運営上の観点から調査を実施し、コンプライアンス上の問題に加え、事業の推進体制についても課題があったことが指摘されました。
本事業に係る不適切な事務処理等について、退職者を含め、職員10名の処分等を行いました。
組織運営上のマネジメントが十分に果たされていなかったと言わざるを得ない状況であり、本市の組織運営、組織風土の改革が求められているものとして、非常に重く受け止めており、現在、改善に向けて取り組んでいます。
本事業に係る一連の問題は、市民の信頼を大きく損なうものであることや、社会に与える影響が重大であったことから、私や副市長についても、給料を減額しました。
上記の内部検証の結果や第三者委員会の調査報告を受け、これまで、課題の整理を含めた再建の取組方針や具体的な取り組みに関する検討、事業中断による影響の確認などに取り組んできました。
今後は、事業費の圧縮や事業期間の短縮を最優先に事業計画の変更案の検討を進め、令和3年度末までにどのようなかたちが可能であるか、その方向性をお示しする予定です。
本事業の立て直しには、大変な困難が伴いますが、本市が失った信頼の回復に向けて、先頭に立って取り組んでまいります。