バリアフリーはハードとソフト両面から取組む必要があり、ソフト面のいわゆる「心のバリアフリー」が進むことはとても重要です。
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ヘルプマーク
今日の国土交通委員会では、交通バリアフリー法改正案の審議が行われ、僕も質疑に立ちました。30分の持ち時間に対して、質問したいことが多く、23問も用意してしまったのですが、とても時間が足りませんでした。
バリアフリーはハードとソフト両面から取組む必要があり、ソフト面のいわゆる「心のバリアフリー」が進むことはとても重要です。
この法案では、「高齢者、障害者等に対する支援」を国および国民の責務と規定しています。
ですが、実際にどれだけの人が困っている人に声をかけることができるでしょうか。また、実際に支援を必要としているのか外見からはわからない方もいます。
そこで、東京都発全国に広がっているのが「ヘルプマーク」です。見た目では支援が必要とわからないけれど、支援や配慮が必要だと周囲に知ってもらうためのマークです。配布を開始した頃は在庫不足となるほどニーズがあり、先日も青森県でヘルプマークを身に着けていた発達障害の男性に、高校生が声をかけたことがツイッターで2万リツイートされるなど反響が広がっています。
僕はこのマークを千葉県松戸市の関根ジロー市議が取り上げていることをきっかけに知りました。市議の取組みもあって松戸市でも導入され、1年経たない間に600個以上配布されたようです。
このようにニーズはあるのに、まだまだ知られていないのがヘルプマークだと思いますので、普及啓発に関する政府の姿勢を伺いました。内閣府からは「JIS規格にもなっており、障害者白書にも掲載した。各省庁と連携して普及促進に取り組む」、厚労省からは「全国の障害担当課長会議でも心のバリアフリーを広めるマークとして紹介するなど普及啓発に取組んでいる」との答弁がありました。
神奈川県でも導入されています。ヘルプマークを身に着けている方を見かけたら、「なにかお手伝いすることはありますか?」と声をかける一歩を、踏み出していきたいものです。