先程、平成30年度予算が衆議院を通過しました。これで、議論は参議院へと送られることになります。
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先程、平成30年度予算が衆議院を通過しました。これで、議論は参議院へと送られることになります。
予算委員会を通じて、裁量労働制拡大の問題点や、その基礎データの不適切さが指摘されてきました。総理は撤回・謝罪をし、とうとう明言は避けたものの再調査を示唆する答弁も出てきました。
来年度予算とは直接関係しないと指摘されることもありますが、総理が出席する委員会が限られているため、政府の政策や基本姿勢を質す場になっているのがその理由です。国民生活に密接にかかわる話ですので、どうしても優先されます。
さて、平成30年度予算について、希望の党は反対をしました。理由は、財政健全化を先送りした予算であること、当初予算と補正予算の在り方に疑問が持たれることです。総理はアベノミクスが好調で結果を出していると胸を張っているわけですから、6年連続で過去最大の予算とするのではなく、支出を抑えることで財政健全化を進めることができるのではないでしょうか。
財政健全化を先送りしているということは、将来世代にツケを残すということです。こうした姿勢では、いつまでたっても財政健全化など望めないのではないでしょうか。
なお、野党は6党で予算編成組み替え動議を提出しました。政府予算案では不十分と思われる人への投資、地域活性化などに予算を増額するよう組み替えたもので、いわゆる「対案」です。反対ばかりではなく、対案をしっかり示し、建設的な議論を行っていきたいと思っています。