年金国会 無年金救済法にはもちろん賛成。しかし年金カット法案には賛成できません!
更新日時:
2016/10/24
カテゴリ:社会保障
カテゴリ:社会保障
納付10年で年金受給ができるようになる法律が審議入りし、今国会で成立の見通しとなりました。
今は、25年の最低納付期間を満たしていないと、年金はゼロです。しかし最低期間が10年となることで、新たに約64万人の無年金高齢者に年金が支払われることになります。
もちろん、納付期間が違うので、受給金額には差がありますが、10年以上25年未満の納付期間があるのに年金ゼロだった方には朗報です。
この法律は民主党政権で成立されたものの、ずっと実施が延期されていたもの。いわゆる『年金カット法案』と一緒に審議することを求められていたのですが、分けて審議していただくことになってよかったと思います。
平成25年の国民年金支給額の月額平均は、54,544円。年金カット法案で約4万円が減らされてしまえば、1か月分の3/2がもらえなくなります。
このような法律と、同時に審議すれば、反対せざるを得なくなってしまいます。
国民生活に直結する話ですから、丁寧に個別に審議をしていかねばなりません。
ちなみに、先日の衆議院厚生労働委員会では、厚労省の行った年金試算が誤った前提に基づくことを大臣も認めています。国民をだますようなことはせず、堂々と議論をしていただきたいと思います。