8月4日に行われた衆議院国土交通委員会の質疑報告、第4弾は首都圏の高速道路料金の見直しについてです。
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お盆や夏休みで高速道路を利用される方も多いと思いますが、来年度から料金が見直されることはご存知でしょうか。
このテーマについは、以前も国土交通委員会の質疑で取り上げましたが、7月30日に中間答申が出たこともあり、改めて状況を確認させていただきました。
国土交通省の答弁では、今年の秋頃までに具体的な料金体系を固めるために調整をしているということです。その大前提として、以下の3つの基本方針が示されています。
①走行距離に応じた公平な料金に整理統一する
②起点と終点が同じなら料金をそろえる
③都心が混雑している場合に、料金を引き上げて混雑緩和をはかるなど、交通全体をコントロールするための戦略的な料金体系とする
この考え方に従えば、大都市近郊区間の1キロ36.6円を基準に見直されますので、現在1キロ43.2円の圏央道は値下げとなることは前回の質疑でも確認させていただきました。
加えて、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見越すと、都心の混雑が想定されますので、基本方針の3つ目に従って、混雑緩和のために圏央道をより下げる方向で考えてはどうかと提案をさせていただきました。
この点について、国土交通省は、まず1つ目と2つ目の基本方針を適用したうえで実際の道路の利用状況を分析し、3つ目の基本方針を適用していく予定とのことですから、引き続き状況を確認し、提案をしてまいります。