社員食堂は美味しい (2015年11月13日)
カテゴリ:活動報告
今日は午後から議員会館に缶詰めで資料整理をしております。
1週間にたまる資料の多さにはびっくりします。
昔話から未来への話など、笑い声が絶えない時間です。
昨日、衆議院予算委員会が開催され、閉会中審査が行われました。
閉会中審査とは、国会の閉会中に行う委員会での質疑のことで、国会で継続審議となった法案審査や、各委員会が担当する分野で、調査や政府の見解をただすことが必要となった場合などに行われます。
今回は、TPPや新閣僚の所信など様々な論点がありましたし、通常国会中に約束していたはずの開催が結局見送られたこともあり開催されました。
しかし、衆議院と参議院で1日ずつでは、議論の深めようがありません。時間不足の感は否めず、総理の答弁もいつもながらすり替えが多かったのは残念でなりません。
しかし、認識の違い等明らかになった点も多くありました。たとえば、岡田代表の質疑で取り上げた雇用者数の問題。総理は雇用者数がアベノミクスで増えたと言っていますが、非正規雇用者が増え、正規雇用者が減っているわけです。とりわけ、25歳から44歳でその傾向が顕著だという点は今後の日本にとって良いことではありません。
総理は2010年の民主党政権下でも正規雇用が減っており、これは人口減少が理由だと答弁しました。
しかし、正規雇用者と非正規雇用者を足せば雇用者全体数が増えているわけですから、人口減少が理由というのは詭弁です。ちなみに、2010年の数字についてはリーマンショックの影響を勘案しなければなりません。
また、玉木議員の質疑ではTPPについて鋭く指摘をしていました。お茶の関税撤廃について「日本茶にかかる20%もの関税がゼロになる。静岡や鹿児島が世界有数の茶所と呼ばれる日も近いかもしれない」と総理は言ったが、既に関税ゼロの国も多く、TPPの枠組みでは174万円に過ぎません。他方、攻めるべき自動車分野では譲歩している部分が多いのです。もちろん、チャンスではあるがメリットを誇張しすぎており、デメリットをしっかり説明しないと指摘していました。
午後には僕も山井議員のパネル持ちをしていました。一億総活躍という他方で史上初めて障がい者報酬を切り下げたことについては、確かに矛盾しています。
ほかにも論点が多すぎて、ご紹介しきれません。昨日の短い時間ではとても消化不良です。様々な議員からも繰り返し要求がありましたが、ぜひとも臨時国会を開催して、議論を深めていただきたいと思います。引き続き、臨時国会の開催を野党共闘して求めてまいります。
今朝は8時より都内ホテルにて、樽床伸二政経フォーラムが行われ、防衛大卒・自衛隊出身の村井嘉浩 宮城県知事(樽床伸二先生の高校と松下政経塾のの後輩にあたり、宮城県議出身)を講師にお迎えし、東日本大震災からの創造的復興についてお話をいただきました。
また知事より樽床伸二総務大臣が中心となって民主党政経時代にやってきました創造的復興の取組事例として、高台移転や内陸移転などの宮城モデル・先進的な農業の構築・水産県みやぎの復興・仙台空港民営化などのお話をいただきました。
最後に関東大震災クラスの地震を想定し、知事より想定を超えた状況の中での燃料不足問題・食料備蓄問題・災害廃棄物処理問題・落橋や道路問題・火葬問題などの問題点をご指摘いただきました。
今後このお話を参考に国会でも災害に強い地域づくりに取り組んでいきたいと思います。
広大な北海道での活動・法政大学大学院生のお話・家族のお話など、いつも話がつきません。
石川さんは小沢一郎先生の秘書さんから政界へ、僕は藤井裕久先生の秘書から政界へと同じ秘書出身です。
これからもお互いに責任世代の一人として頑張っていきます。
先日、会計検査院から指摘された1,568億円の無駄についてもしっかりと対応し、政治家の責任を以て国庫返還をしていくべきではないでしょうか。
会計検査院は、内閣からも国会からも独立した中立の機関です。
毎年、政府関連団体等の会計を検査し、無駄を指摘していますが、指摘があってからどう対応するかは政治家の責任です。
ところで、この指摘があってからの国庫返納額は近年では民主党政権時が圧倒的に多いことをご存知でしょうか。
記録の確認できる限りですが、平成20年~の国庫返納額が全体で約4.2兆円。そのうち約3兆円は民主党政権下で返納しています。ちなみに、返納は指摘から5年間行えます。返納した無駄自体が発生したのは前の政権のときであることも忘れてはなりません。
そもそも無駄を生じさせてはいけませんが、それでも指摘された無駄があれば国庫に返す。当たり前のことができていないのではないかという点も、ぜひ審議させていただきたいものです。
安倍総理は外遊理由で逃げるのてばなく、憲法53条に従い、臨時国会を開催していただき、与野党の枠を超えて議論をしていきたいと思います。