12月3日に行われた衆議院国土交通委員会の報告をさせていただきます。
カテゴリ:委員会
これまでも取り上げてきましたが、タカタのエアバッグ問題についてです。
アメリカをはじめ、世界各国で問題となっているタカタのエアバッグ。死者も出ているにも関わらず、タカタがなかなか記者会見等行わず、米国議会の招致にも応じないなどといった対応もあり、問題が大きくなりました。
そうした中、ことし10月、静岡県の伊東市で衝突事故が起こった際、エアバッグの異常破裂によって助手席の女性がけがをしました。国内初のけが人がタカタのエアバッグで出たということで、ニュースでも報道されています。この事故については、日産が、エアバッグが原因だったということで断定をしています。
現在、エアバッグには耐用年数がなく、定期交換などの措置はありません。しかし、エアバッグを膨らませる火薬などは湿気ることもありますし、部品の経年劣化は十分考えられます。インフレーター等のエアバッグシステムについて、有効期限を定めて定期交換を行うべきではないかと国交省に問いました。
国交省からは、「いまだ根本原因の特定には至っておりません」「国交省としては、引き続き、タカタ及び自動車メーカーに対して、早急にふぐあいの原因を究明するように厳しく指導」「エアバッグの有効期限を定めて定期交換を行うべきかという点につきましては、この原因調査の結果をもとに、国際的な動向も踏まえながら判断すべきものと考えている」との回答でした。
原因調査の結果がいつでるのか、出た後の判断はどうなるのか、引き続きこの問題を追いかけてまいります。