特別委員会にて河野大臣へ質疑
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昨日は消費者問題に関する特別委員会が開かれ、河野大臣の所信に対する質疑が行われました。
僕は委員ではないのですが、今回徳島への移転が検討されている国民生活センター相模原キャンパスが地元である議員として、大臣に質疑をする機会をいただきました。
この問題については、石破大臣とも質疑をさせていただき、経緯の不透明さや乱暴さついて指摘したところです。
各報道でも、河野大臣が前のめりとなっているとのことですが、今回の質疑ではそのことを改めて実感いたしました。
消費者庁や国民生活センターは他の省庁や事業者を消費者の目線で監督する省庁です。その機能が少しでも低下するようであれば、移転はとても認められません。
それは、国民全体の利益として、極めて当然のことです。
しかし、「お試し移転をして、機能が少しでも低下するならば、移転はやめるのか?」という僕の問に、河野大臣は全く答えず、「どこにいても機能する消費者庁にする」の一点張り。石破大臣なども「機能が少しでも低下してはならない、むしろ向上するようでなければならない」とまで言っているのですから、河野大臣の答弁には納得できません。
また、例えば匂いの検証をしなければならないときにテレビ会議では無理だと指摘すると、「将来的にはそういう技術もできる」との答弁で、驚きでした。
ときの大臣の想いだけで移転させていい話ではありません。冷静で公平な検証のもと、判断をしていただくべき話です。
昨日、JAXAは移転しないことが決まったとご報告させていただきましたが、消費者庁・国民生活センター・消費者委員会は8月まで結論が先延ばしされることになっています。それまで、しっかりと問題点を指摘し、移転反対の立場から訴えさせていただきます。