株価と生活
更新日時:
2015/04/12
カテゴリ:活動報告
カテゴリ:活動報告
株価と生活
4月10日、15年ぶりに日経平均株価が2万円を超えました。このこと自体は大変喜ばしいことです。
しかし、株価が良い数字であっても、皆さんの生活が良くならなければ何の意味もありません。はたして現場で地道に頑張る人が報われる、生活者の視点にたった政策になっているのでしょうか。
残念ながら、そうではないことは様々な数字にしっかり表れています。
家計消費指数は11ヶ月連続で減少し、265,632円。これは東日本大震災が起こった2011年3月よりも低い水準です。震災の時と言えば、店頭に品物がない状態でしたから、それを下回るというのは深刻です。
また、日経新聞とテレビ東京が2月に行った世論調査でも、「景気回復を実感していますか」との問いに81%が「実感していない」と答えています。
内閣府が3月に発表した社会意識に関する世論調査の結果においては、「日本で悪い方に向かっていると思う分野」のトップは「国の財政」39%でしたし、「景気」と答えた人も11.3ポイント増えて30.3%でした。他方、「良い方向に向かっていると思う分野」で「景気」と答えた人は11.6ポイント減の10.4%。
これらの数字を見て、本当に政府の経済政策がうまくいっていると言えるのでしょうか?