本日、東京ハイヤー・タクシー協会が「初乗りタクシー410円」の記者発表を行いました。
更新日時:
2017/01/27
カテゴリ:
活動報告
本日、東京ハイヤー・タクシー協会が「初乗りタクシー410円」の記者発表を行いました。
来週月曜から、東京23区と武蔵野市、三鷹市において、1月30日から初乗り料金が410円になります。
最初の1.052キロが410円で以降237mごとに80円が加算されます。今は最初の2キロが730円、以降280mごとに90円となっており、2キロまでは値下げ、6.5キロ以上は値上げということになります。
需要減と訪日外国人の増加に対応した料金体系で、『ちょい乗り』の増加が期待されるところです。ちなみに、昨年8~9月に都内で実施された実証実験では、この取組で「利用回数が増える」と回答、外国人の8割が「料金が適当または安価」と答えています。
「これまではコストが上がったら運賃を上げるという運賃変更だった」と東京都ハイヤー・タクシー協会の川鍋会長は語っています。この10年で3割利用客が減っており、現場で働くみなさんにとっては苦渋の決断だったようにも聞きますが、変わっていかねばならないとの決意があるのだと思います。
他方、流しのタクシーが営業しにくい地方と今回初乗りが下げられる都心では違う課題もあります。利用者のニーズをとらえながら、公共交通としてのタクシーがしっかり根付いていただきたいと思います。