もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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定例記者会見

更新日時: 2020/04/23
カテゴリ:お知らせ
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定例記者会見

新型コロナウイルス感染症の拡大防止については、4月16日に緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、感染の早期収束に向け、国民が一丸となって取り組むことが求められています。
そうした中、本市におきましては、総合的な対策の推進のため、「新型コロナウイルス関連対策推進本部」を設置し、体制の強化を図るとともに、北里大学東病院の看護師寮を借用し、無症状患者等の宿泊療養施設を開設するなど、新型コロナウイルス感染症への対応を進めております。
社会活動の自粛の長期化に伴い、大きな影響を受けている市民や企業の皆様への支援、感染拡大防止のため、感染者の方を受け入れる病床の確保、
医療機関への支援につきましても、引き続き取り組んでまいります。
なお、こうした取組を着実に推進するため、明日開催される市議会の臨時会議におきまして補正予算案として約11億円を計上いたします。

<参考>補正予算に計上する主な事業
・ 新型コロナウイルス感染症の中等症患者等を受け入れる病床確保のための
入院協力事業補助金(市内9医療機関で50床を確保):約2億8千5百万円 
・ 新型コロナウイルス感染症の軽症及び無症状者の宿泊療養施設の運営経費
 (北里大学東病院の看護師寮を借用し40室を確保):約6千万円

また、新たに「新型コロナウイルス感染症対策支援寄付金」を創設し、明日4月24日(金)より受付を開始いたしますので、皆様からの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
なお、いただいた寄附金は、医療従事者に対する医療用マスク、ガウンなどの提供や、新型コロナウイルス対策のための医療設備の充実などに対する補助に活用させて頂きます。
このご寄附は、新型コロナウイルス感染症の治療など最前線で未知のウイルスに立ち向かっている
医療従事者への支援にもつながるものと考えております。

 その他にも、政府が、すべての国民を対象に1人あたり10万円を支給することを発表しましたが、事業の主体につきましては、各自治体が担うこととなるため、本市におきましても、ゴールデンウィーク明けを目途に市民の皆様に手続きのスケジュール等をお示しできるよう速やかに事務を進めてまいります。

 感染拡大に向けての取組といたしましては、緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛を呼びかけている中で、自粛期間の長期化や休校等の影響から、公園・広場等利用者が増えている状況であり、ゴールデンウィークに向け、更に公園や広場等の利用が増え、訪れる方々による密集、密接が懸念されます。
そのため、本市におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を図るため、4月25日(土)から5月13日(水)まで、一部の大規模公園の駐車場を閉鎖することといたしました。
市民の方々にはご不便をお掛けすることになりますが、1日も早く、新型コロナウイルスの感染を収束させるため、ご理解とご協力をお願いいたします。

 また、アルコール消毒液等が入手困難な状況であることから、除菌効果が期待できる「次亜塩素酸水」の配布につきましても、今月28日(火)から、市内9箇所の施設で配布できるよう準備を進めております。
配布にあたりまして、市民の皆様が密集、密接とならないようにするため、職員を動員して、対応を図ってまいります。
配布場所や配布方法等の詳細につきましては、決定次第、改めてお知らせいたします。

 市といたしましては、引き続き、最新かつ正確な情報を迅速にお伝えするとともに、市民の皆様に寄り添った支援を続け、少しでも不安を取り除けるよう取り組んでまいります。

次に、ストレッチャー用プライバシー保護機器の製品化及び特許出願についてでございます。
この機器は、本市消防局の救急隊が考案したもので、傷病者をストレッチャーで搬送する際に、顔面部を中心に覆い隠すことで、プライバシーを保護するとともに、安心感を与えることができ、その優れた機能が評価され、一般財団法人全国消防協会から表彰されました。
このたび、市内企業と共同で、商品として開発を行い、特許を出願しました。
特許の権利は市が取得することとなり、共同開発者が機器を受注販売し、その売り上げの一部が、ライセンス料として市の歳入になります。
受注開始は、本年5月を予定しております。
ぜひ、この機器が全国の救急自動車に配備され、
傷病者のプライバシー保護にご活用いただければと思います。

最後になりますが、昨年4月22日に初登庁して以来、昨日で1年が経過いたしました。
その間、市民の皆様との「対話」を何より大切にしながら、「私は相模原に住んでいる」と誇りに思えるまちの実現に向け、市政運営を進めてまいりました。
顔の見える市長として、市民の皆様の生の声を直接伺えるよう、新たに「まちかど市長室」を始めたほか、まちづくりを考える懇談会「地域の未来を語ろう with 市長」にも開催しました20地区すべての会議に出席させていただきました。
また、市民の皆様の誇り、共感、郷土愛を育むため、シビックプライドの向上に関する事業の立ち上げや、本市の将来像や目指すまちの姿等を掲げた新たな総合計画の策定など、様々な取組も進めてまいりました。
そうした中、令和元年東日本台風による市内への甚大な被害からの復旧・復興の取組や、新型コロナウイルス感染症への対応について、陣頭指揮を執ってまいりました。
市政の舵取りだけでなく、災害や感染症への対応など、様々なことに市民の皆様と一丸となって取り組んできた1年でありました。
今後も引き続き、市民の皆様との対話を重視し、
市民の皆様に寄り添った取組を進めてまいりたいと思います。

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