名古屋市立中学校で前川前文科省事務次官を総合学習の講師に招いたことについて、文科省から名古屋市教委に詳細な問合せがあったことが問題になっています。
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どうした?文科省まで?
本日も委員会〜党務〜本会議などが朝から行われおりましたが、またここまでやりますか?と言われるようなことが発覚しました。
名古屋市立中学校で前川前文科省事務次官を総合学習の講師に招いたことについて、文科省から名古屋市教委に詳細な問合せがあったことが問題になっています。
話した内容や意図、出席者の反応を詳細に答えるよう求めたもので、さらには録音データ・講演録の提出を求めています。15項目に及ぶ質問は、「こうした授業を行うべきではない」という意図が見えるものと言わざるをえません。
たとえば「文科事務次官という教育行政の事務の最高責任者としての立場にいましたが、いわゆる国家公務員の天下り問題により辞職し、停職相当とされた経緯があります。また、報道などにより、文部科学事務次官在任中にいわゆる出会い系バーの店を利用し、そこで知り合った女性と食事をしたり、時に金銭を供与したりしていたことなどが公になっています。こうした背景がある同氏について、道徳教育が行われる学校の場に、また教育課程に位置づけられた授業において、どのような判断で依頼されたのか具体的かつ詳細にご教示ください」とあります。これは完全に「前川氏は不適切」と言っているように読めます。
もちろん、文科省は教育行政を所管しており、学校を適切に指導する責任があります。しかし、個別の授業内容についての問い合わせは極めて異例で、現場介入・圧力ととられかねません。林大臣は「適切」との見解でしたが、果たしてそうでしょうか。