保育士不足
更新日時:
2015/11/17
カテゴリ:活動報告
カテゴリ:活動報告
今朝の新聞各紙で報じられていますが、保育士不足への対策として、幼稚園・小学校の教諭が保育士として働けるように規制を緩和する案を厚生労働省が提出しているとのこと。
待機児童解消に向けては、保育士不足が大きな問題となっておりますので、こうした案が出てくることも全く理解できないわけではありません。
政府が目指す2017年度末待機児童ゼロに向けては、あと6万9,000人の保育士が不足しています。
しかし、より根本的な問題に取組むべきだということを忘れてはなりません。保育士の皆さんからは、待遇の悪さについてお話を伺うことがあります。たとえば、28歳6年目で約14万円という給与は、幼稚園教諭より低い水準です。勤務時間も朝早くから働いているといいます。
また、教職員数削減の話が出ているときに、こうした提案があるのは、穿った見方かもしれませんが、削減された教職員の職場確保のような意味合いも感じます。
保育士不足を解消すべきという点には賛同しますが、現場の声に耳を傾け、より根本的な問題解決へのアプローチが求められると思います。