もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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令和4年 相模原市はたちのつどい

更新日時: 2022/01/10
カテゴリ:活動報告
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 新成人の皆様、本日は誠におめでとうございます。72万市民を代表し、心からお祝いを申し上げます。

 今年の新成人は、全国で約120万人、神奈川県では約8万9,000人と承知しております。
本市では、7,159人の皆さんが成人の仲間入りをされることとなり、大変喜ばしく思います。
 晴れて成人となった皆様には、人と人とのつながりを大切にしていただきたいと思います。
思いやりの心を大切にし、お互いを認め合い、助け合い、高めあっていくことが、社会を支える最大の力となります。
 現在、コロナ禍においては、当たり前だと思われてきた常識が激変し、世界中で、社会経済や人々の生活に変化が起きています。こうした中では、様々な分野でイノベーションが期待されています。
 皆様には、新たな価値を創造し、自ら考え、行動する自発的な社会人になっていただきたいと思います。

新型コロナウィルス感染症
 長引く新型コロナウィルス感染症の影響により、日常生活にも、大きな影響があったものと思いますが、マスクの着用や密の回避、オンラインの活用など、「新しい生活様式」を実践し、感染拡大防止にご協力いただいていることに改めて深く感謝申し上げます。
 今年も、市民の皆様の暮らし・経済活動の維持と3回目のワクチン接種などの感染防止対策との両立に向けた取組を全力で進めてまいります。
 こうした中、「はたちのつどい」は、回数を増やして、参加者を分散するなど、万全な感染防止対策を講じて実施させていただきました。
皆様には、こうした状況をご理解いただき、友人との久々の再会という貴重な機会ではありますが、県内の新規感染者数が増加していることから、本日の式典後の会食等は控えていただき、開催の延期やオンラインを活用するなど、感染拡大防止にご協力いただきたいと思います。
皆様自身だけでなく、大切な家族や仲間を感染から守るためにも、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。
 今日の「はたちのつどい」が、皆様にとって、きらきら光る思い出として、記憶に刻まれることを願っております。

本市発展に向けて
 さて、本市は昭和29年(1954年)に誕生しました。市制施行当時の人口は約8万人で、下水道や道路、大型商業施設も今のようには整っていない時代でありました。そのような都市が、人口急増の時期や 津久井郡の4つの町との合併を経て、平成22年(2010年)には、戦後に市になったまちとしては初めて政令指定都市へと移行し、現在、72万人を擁するまでに発展を遂げています。
 ここのところ、「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えていると思いますが、自治体が進める福祉、子育て支援、教育、環境対策など、市民が将来にわたって幸せに暮らしていくための取組は、SDGsの目指す、「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現と理念を同じくするものだと考え、市長に就任してから、新たにSDGs推進室を設置し、積極的に取組を進めています。
 まずはSDGsを広く市民の皆様に知っていただくため、特設サイトの開設や、遊びながら学べるカードゲームの開発、企業や団体と連携するためのパートナー制度の実施など、新たな仕掛けを次々に展開しており、日本経済新聞社が全国815市区を対象に行った「第2回SDGs先進度調査」(日経グローカル誌、令和3年1月4日号掲載)では、本市は全国で8位となっています。コロナ禍で世の中が大きく変化していく中でも、立ち止まることなく、色々なものにチャレンジして、持続可能な相模原市をつくっていきたいと思います。
 また、多くの皆さんに本市への「誇り」「愛着」「共感」を持っていただけるようシビックプライドの醸成にも取り組んでいます。
将来的には、「子育てするなら相模原」、「教育を受けるなら相模原」、「起業するなら相模原」、「第2、第3の人生を楽しむなら相模原」と、すべてが当てはまるような、そんなまちづくりをしていきたいと思っています。

【緑区】
 緑区では、橋本駅周辺にリニア中央新幹線の神奈川県駅が、鳥屋地区には車両基地が設置される計画となっており、開業に向けた取組が進められています。
 また、昨年5月に開催された国内最大級の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」相模原ステージの熱戦が繰り広げられたほか、7月の東京2020オリンピック・パラリンピックにおいても、自転車ロードレース競技で世界のトップ選手が駆け抜けるなど、「自転車のまち」相模原市の舞台となりました。
「ツアー・オブ・ジャパン」は今年も5月21日に開催予定です。
その他、昨年は中山間地域を盛り上げるため、
「若手職員を中心にワーキングを行った。その提案内容の実現に向けて、今後も検討を重ねてまいります。

【中央区】
 中央区では、相模総合補給廠の共同使用区域内に相模原スポーツ・レクリエーションパークを整備し、令和2年11月に一部エリアを開園し、昨年4月には「人工芝グラウンド」が新たにオープンするなど順次整備が完了した区域から、エリアの拡大を予定しています。
 また、相模原駅北口地区のまちづくりについては、令和2年5月に、「多様な交流が新たな価値をうみだすライフ×イノベーション シティ」という、コンセプトを策定し、望ましい機能の検討を進めています。
これからも市民の活力と交流が生まれるまちづくりに取り組んでまいります。

【南区】
 南区では、今年の4月、相模原市立大野南中学校の分校として、「中学校夜間学級」を設置します。
 市外からも生徒を受け入れ、義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方や、さまざまな理由により十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した方などが、教育を受けられるよう進めてまいります。
 また、圏央道・相模原愛川IC周辺の当麻地区に、多くの企業が進出し、働く場が増加しています。
今後も整備を進めることにより、更なる発展が期待されています。

 このように、本市は豊かな地域資源に恵まれ、未来に向け、夢と希望が持てる都市です。
 市としては、今後も、市民の皆様に、夢や希望、そして、シビックプライドを持っていただき、幸せを感じられる、活力ある都市とするために、市民の皆さんとの「対話」を大切にし、全力で取り組んでまいります。

 新成人の皆さんには、可能性が限りなく広がっています。
年を重ねるにつれ、時間の流れは、早く感じるものであり、二十代という貴重な時間を悔いの残らぬよう、これからの日々を大切に過ごしてほしいと願います。

 本日のはたちのつどいの開催に当たり、実行委員の皆様(写真の皆様)には、準備から本番の進行まで、ご尽力いただいています。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。

 これからのまちを創っていくためには、若い力が必要です。
新成人の皆様には、社会の中で大いに活躍され、相模原の未来を担う、原動力となっていただくことをご期待申し上げ、お祝いのごあいさつとさせていただきます。

おめでとうございます!

広報さがみはら県のたより