「多摩・三浦丘陵の市民と緑をつなぐシンポジウム」
更新日時:
2021/07/03
カテゴリ:活動報告
カテゴリ:活動報告
16年間に渡り川崎市を先頭に13自治体が広域連携を目指し、「緑」について議論を重ねてきました。本日は、そのシンポジウムが開催され、初めて参加させていただきました。
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るうという未曽有の事態が一年半余り続いており、生活様式などが大きく変化しております。
この危機的な状況の中で、日々、医療や暮らしを懸命に支えるすべての方々に敬意を表するとともに、あらゆる場面での感染予防の対策や自粛生活に取り組む皆さま、事業者の皆さまのご理解とご協力に深く感謝申し上げます。
引き続き、お一人おひとりの感染防止対策に係る取組を徹底していただくようお願いしたいと思います。
(開催に当たり)
今回、多摩・三浦丘陵の市民と緑をつなぐシンポジウムを開催することができ、大変嬉しく思っています。
本シンポジウムの開催に当たり、東京都市大学の涌井特別教授をはじめ、お集まりの皆様におかれては、本シンポジウムを開催するにあたって多大なご協力を賜り、感謝申し上げます。
(本市のPR)
本市は神奈川県県央地域に位置する人口約72万人を擁する政令指定都市であり、市域全体の7割が緑で被われています。
その緑のほとんどは、西部の緑区津久井地域に広がる森林であり、神奈川県民の水がめである相模湖、津久井湖、宮ケ瀬湖などを抱えその周囲や相模川、道志川などの流域に広がる丘陵地です。
近年、大規模な自然災害が全国的に発生しており、令和元年東日本台風では本市においても津久井地域で大きな被害がありましたが、山林は洪水を緩和するなどの治水機能を担っているものと認識しています。
東部の中央区、南区は公共交通網の充実により、利便性の高い地域として都市化が進んでいるが「北里大学病院」や「JAXA相模原キャンパス」の近くに位置する木もれびの森と呼ばれる相模原近郊緑地特別保全地区として市街地に残されている約73haの緑地があるとともに、相模川・境川に沿った河岸段丘には斜面林が保全されています。
木もれびの森を散策していると木もれびを浴びながら、野鳥のさえずりを聞くことができ、心地よい気持ちになります。
また、令和9年に開業予定のリニア中央新幹線の神奈川県駅が橋本駅付近に設置されることが明示されており、三大都市圏と結ばれる首都圏南西部の交流ゲートとして、さらなる都市機能の集積や駅周辺の交通環境の改善や強化も期待されています。
本市ではこのように豊かな自然と多様な都市機能が共生する都市として、水とみどりと生物多様性の保全・再生・活用など「自然と人が共生するまち相模原」の実現を目指し令和2年3月に「第2次相模原市水とみどりの基本計画・生物多様性戦略」を策定し、市民の皆様とともに、施策を推進しています。
本シンポジウムを通して、公民が連携してSDGsに寄与できることに期待するとともに今後の緑地のあり方や市域を越えた緑の広域連携などについて一緒に考えていきたいと思います。