箱根山の火山活動について
カテゴリ:活動報告
箱根山の火山活動について、昨日気象庁が警戒レベル「2」に引き上げました。昨日夕方から箱根研修会に参加しており、観光協会の皆さんからも様々なお声を聞いております。
2009年3月に警戒レベルが導入されて以来、初めてのことですので、不安に思っている方も多いかと思います。
4月末から火山性地震が増え始めており、水蒸気爆発の可能性があるとのことで、大涌谷周辺には避難指示が出ております。現在のところは大涌谷周辺の限られた地域への影響にとどまっておりますので、正しい情報に基づいて、冷静な判断をしていただければと思います。
この警戒レベル2というのは、火口周辺立ち入り禁止が規制されるということで、火口周辺にあたる大涌谷周辺に避難指示がでたというわけです。噴石や火山灰の飛散の恐れもありますので、十分な警戒が必要ですが、気象庁の発表では「影響は大涌谷周辺に限られ、周辺の温泉施設への影響はない」とのこと。
なお、レベル2は、住民は普通の生活ができる水準です。警戒レベル導入前では、2001年に同程度の警報が出されましたが、このときは噴火に至りませんでした。
これからお出かけの方は、最新の正確な情報をお確かめのうえ、楽しい時間をご安全にお過ごしください。
○最新の情報はこちらから(気象庁ホームページ)
http://www.data.jma.go.jp/…/to…/STOCK/activity_info/315.html