橋本地区 リニア用地問題 昨日の国土交通委員会での質疑が、今朝の神奈川新聞に掲載されました。
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橋本地区 リニア用地問題
昨日の国土交通委員会での質疑が、今朝の神奈川新聞に掲載されました。
掲載されたのは、リニア中央新幹線に関する用地補償の問題です。工事に必要な用地取得は、JR東海の委託を受けて相模原市が実施しています。用地補償については、「公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱」という国が決めた基準によって行われており、これによれば「原則、金銭による」とされています。
しかし、橋本周辺にお住まいの皆さんからは、「通勤通学に便利だから今の場所を選んだ」「橋本駅周辺は地下が上がっているから補償金では代替地が取得できない」などの声も上がっており、金銭ではなく代替地を探してほしいという意見が聞こえてきます。
こうした声をJR東海には真摯に受け止めてほしいと指摘したところ、石井大臣からは「JR東海は、基準に従い、金銭による補償を原則としておりますが、個別の事情に応じて、移転先となり得る候補地の情報提供などの対応を行っているとのことであります」としたうえで、「いずれにいたしましても、リニア中央新幹線事業の推進に当たりましては、地域の理解と協力を得ることが重要であり、用地取得につきましても、引き続き関係者に対して丁寧な説明を行うようJR東海を指導してまいります」との答弁がありました。
用地取得は市に委託しているとはいえ、事業主体のJR東海の顔が見えないとの声も聞こえていますので、「丁寧な説明」という大臣の言葉をJR東海にもしっかりと受け止めていただきたいと思います。