もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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東洋ゴムにおける不正がまた発覚しました。

更新日時: 2015/10/15
カテゴリ:委員会
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今度は船・鉄道に使われる防振ゴムの約8万8,000個について、品質試験のデータを改ざんしていたというのです。

2007年の断熱パネル、今年3月の免震ゴムに続いて3度目の不正です。とても看過できません。

免震ゴムの耐震偽装の件では、僕は対象となった建物に何度も足を運び、衆議院国土交通委員会でも参考人として出席した東洋ゴムの社長らに追究を行いました。その中では当然、「再発防止」「コンプライアンスの徹底」についても取り上げました。特に、耐熱パネルの不正時にも言われておりましたが、メイン事業ではない非タイヤ部門において閉じて思考する傾向があり、不正が起きやすくなっていることを指摘しております。実際、今回の不正も非タイヤ部門でおきておます。

そのうえで、「全出荷製品の品質検査の徹底」「コンプライアンス研修の実施」など答弁をいただいており、今年の8月10日には全製品の品質監査の結果「安全宣言」を出していたにも関わらず、今回の事案です。

ただ、発覚した経緯には、コンプライアンス研修を社員に実施したところ、研修翌日に内部告発があったとのことですから、再発防止策はある意味では機能したといえるのかもしれません。
しかし、東洋ゴムの信頼が再び失墜したのは確かです。また、「安全宣言」のわずか10日後である8月20日に発覚したにも関わらず、公表が今日まで遅れたことも理解しがたいことです。くわえて、防振ゴムの納入先18社について、国土交通省にすら報告がされていません。

今一度、厳しい態度で再発防止・原因究明にあたらねばなりません。そうでなければ、日本のモノづくりの信頼すら失墜しかねないのですから。

広報さがみはら県のたより