本日9月30日をもって、野村教育長が3年間の任期を満了し、退任されました。
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本日9月30日をもって、野村教育長が3年間の任期を満了し、退任されました。
すべての小中学校の現場を訪れ、現場主義を実践して来られた教育長は、3年間で給付型奨学金制度の創設や基礎学力の定着や学習意欲向上を図る学力保障推進事業、市内全小中学校へのエアコン設置、英語やプログラミング教育の推進、学校における医療的ケアの実施など、様々な施策を行ってきました。
僕が市長になってからも、子どもの貧困、人権問題、いじめや不登校について、そして学力向上についてなど様々な教育課題について意見交換をしてまいりました。
教育長は退任されますが、引き続き取り組むべき課題は多数あります。
まず、小中一貫教育の推進、そしてその柱の一つであるキャリア教育の充実。今年の7月から青山学院大学の原監督や市の経済界など様々な分野の委員でつくるキャリア教育推進委員会がスタートし、新たなキャリアプランの作成が進んでいます。
また、多様性についての理解を深める人権教育。支援教育の充実。そして、夜間中学の設置、中学校給食のあるべき姿に向けた検討、教職員の働き方改革。
こうした課題には引き続き取り組んでいかねばなりません。
野村教育長とは、相模原の子どもたちが優しく、たくましく育ち、「郷土相模原」で、「世界」で、はばたくこと、そして「教育の力で選ばれる都市」となることを目指す気持ちで一致しておりました。
3年間のご尽力に敬意と感謝を表するとともに、その想いをしっかりと引き継いでまいりたいと思います。