少人数学級の実現と教職員の現状課題
更新日時:
2015/10/02
カテゴリ:活動報告
カテゴリ:活動報告
昨年、全国連合小学校校長会が行った調査によれば、10年前と比べて教員が生徒に向き合う時間は77分減少しているそうです。OECDの調査でも、参加した34ヵ国中、日本の教職員の勤務時間が最長であったことがわかっています。
他方、子どもたちのニーズは多様化しており、質の高い教育・きめこまかな対応をしていくことが困難となっています。
これらの課題に対応するには、少人数学級の実現や地域や学校の実情に即した教職員定数の充実が欠かせないのではないでしょうか。
少人数学級には効果がないとする財務省の主張もありました。しかし、全国に先行して独自に少人数学級に取り組んできた福井県においては、いじめ・不登校の数がともに減っており、福井県教育委員会は「一定の効果があった」としています。
こうした福井県のような主張をどうとらえるのか、また少人数教育・教職員定数の充実に対してどのような姿勢であるのかを質問主意書で政府に問いました。
子どもたちは国の宝ですから、長い目で見た効果検証・必要な投資をしていかねばなりません。