国会内で年金損失「5兆円」追及チームが開催
カテゴリ:活動報告
本日、年金損失「5兆円」追及チームが国会内で開催されました。
5.3兆円。それがGPIFが正式に発表した昨年度の運用損です。例年でしたら、7月のはじめには発表されている運用実績が今日まで発表されなかったことは、参議院選挙への影響を考えてのことだったのではないかと疑われてもしかたありません。
この原資は皆さんの年金です。だからこそ安全第一、リスクを減らして運用してきたのですが、2014年に安倍政権は株式の運用比率をあげてしまいました。その結果、皆さんの年金が5兆円も失われてしまったのです。
ところで、同じく本日、国家公務員共済組合連合会が運用する年金積立金の運用状況が発表されました。なんと、プラス248億円。国民の年金を減らした一方で、国家公務員の年金は増えている。とても納得できません。
どうしてこの違いが生まれたのか。国内債券の比率が圧倒的に違うのです。国家公務員共済組合は62.72%、GPIFは37.55%です。説明を求めましたが納得はまだできていません。
また、GPIFは投資株式にESGという概念を持ち出してきました。E(環境)、S(社会)、G(企業統治)といった指標で投資先を決めるというような話です。耳障りはよいですが、GPIFの投資するお金はは安全第一で運用されるべきで、政策誘導の投資に使われるべきではありません。
引き続き、納得のいく説明を求めてまいります。