参議院選改革のゆくえ
カテゴリ:活動報告
2013年の参議院選挙の最大格差を皆さんご存知でしょうか。
なんと約4.77倍です。最高裁も「違憲状態」と判決を出しました。来年夏に参議院選挙が予定されておりますが、このままでは選挙無効とされかねない状況にあります。18歳、19歳が始めて参加する選挙を違憲・無効にしてはなりません。一刻も早い対応が必要です。…
民主党と公明党は、鳥取や島根などの合区を含めた20県を10選挙区に再編する案を共同提出することで合意しました。この改革により、最大格差は1.945倍まで縮小します。1人が2票をもつわけにはいかないので、最低でも2倍未満にしなければならないという中で可能なかぎり努力をいたしました。
また、他の野党(維新、元気、次世代、改革)も合区を含めた改正案を提出していますが、最大格差は2.974倍。現状より縮小しますが、最高裁の求めに対して十分かどうか疑問です。
対して、自民党からは積極的な動きがみられません。このまま違憲状態でいいと思っているのでしょうか。安倍総理は、安保法制では「最高裁が違憲かどうか判断する」と最高裁の判断を重要と発言しているのですが、一票の格差に対する最高裁の判断もしっかり重視していただきたいものです。
7月25日で改選される議員の任期満了まで1年となります。1年前までにはしっかりと結論を出し、18歳選挙権が認められてから初めての選挙を迎えたいと思っております。