個人情報保護法改正の質疑スタート
カテゴリ:活動報告
個人情報保護法改正の質疑スタート
昨日の衆議院本会議で、個人情報保護法およびマイナンバー法改正案の趣旨説明と質疑が行われました。
個人情報保護法は、2005年に全面施行してからはじめての改正です。
僕も3月に予算委員会第四分科会で個人情報保護法の解釈について質疑を行いましたが、誤解されていることも多く、法が求めている必要以上に社会が委縮している面があるように思っております。ちなみに、質疑では学校が非行少年の情報を外部連携で本人の同意なく利用することの違法性について問うたのですが、違法ではないことが確認されました。個人情報の壁があって外部連携しにくという主張は通らないわけです。
今回の改正案では、個人が特定できないよう加工すれば個人情報を本人の同意なしで第三者へ提供できるようになります。また、個人情報の定義をより明確にすることなどが盛り込まれております。ビッグデータの活用と個人情報の保護という両面をいか調和させるかが重要です。しっかりと議論をしてまいります。
また、マイナンバー法改正案では、2018年から銀行などの預金口座にも個人番号を適用することが任意でできるようになります。ただ、マイナンバー法は名前を聞いたことはあっても、内容がまだまだ浸透していないという調査もでていますので、悪用されないよう徹底した周知を行っていくよう求めてまいります。