もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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令和2年度 「神奈川県南方諸地域の戦没者に対する献花式」

更新日時: 2020/11/26
カテゴリ:活動報告
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神奈川県市長会の会長として、神奈川県関係の南方諸地域戦没者40,680名のご冥福をお祈りするとともに、永遠の平和への決意を新たにするため、沖縄「神奈川の塔」において献花と追悼の辞を述べさせていただきました。
 神奈川県南方諸地域の戦没者に対する献花式 追悼の辞
本日ここに、「神奈川県南方諸地域の戦没者に対する献花式」が厳かに挙行されるにあたり、沖縄をはじめとする南方諸地域に散華された本県出身四万余柱の御霊に対し、県内市町村長を代表して、謹んで追悼のことばを捧げます。
先の大戦が終わりを告げてから、今年で七十五年の歳月が過ぎようとしております。
あの熾烈を極めた先の大戦では、多くの方々が祖国の安寧と繁栄を願い、そして何よりもご家族の平安を祈りつつ、遠く離れた戦地に赴き、長く苦しい戦いの末、ついに郷土神奈川の土を再び踏むことなく逝かれました。今もなお、そのご無念を思うとき、尽きることのない深い悲しみが胸に込み上げてまいります。
また、最愛の肉親を失われた深い悲しみを胸に、長年苦難の道を歩みながら社会の発展のためにご尽力いただいたご遺族の皆様方のご労苦に対しまして、深甚なる敬意を表するものであります。
わが国は、絶望に打ちひしがれていた戦後の廃墟の中から立ち上がり、平和を願う国民の英知とたゆみない努力により、世界の恒久平和を目指す国際社会の一員として期待されるまでになりました。
そして郷土神奈川もまた、活力と魅力あふれる全国に誇れる県として発展しています。
しかし、今、私たちが当然のように享受しているこの平和と繁栄は、戦禍の中で心ならずも命を捧げられた多くの方々の尊い犠牲とご遺族の癒えることのない深い悲しみの上に築かれていることを、私たちは改めて深く胸に刻まなければなりません。
悲しみの歴史を再び繰り返さないために、惨劇の記憶を次の世代に語り継ぎ、将来にわたる平和の存続に、全力を尽くしていくこと、それが今を生きる私たちの使命であります。
私たち神奈川の市町村長といたしましても、悲惨な歴史を繰り返さない決意を新たにし、平和な社会、希望に満ち笑顔あふれるふるさと神奈川を築いていくため、より一層の努力を続けてまいりますことを、ここにお誓い申し上げます。
結びに、ふるさとを遠くはなれた地に眠る御霊の安らかならんことをお祈りし、あわせてご遺族の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして、追悼のことばといたします。
令和二年十一月二十六日
神奈川県市長会会長
相模原市長 本村 賢太郎
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