今日は藤井裕久先生を座長とする「民主党近現代史研究会」が開催されました。
更新日時:
2015/09/30
カテゴリ:委員会
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今回の講師は五百旗頭真先生。日本政治学会理事長、防衛大学校長などを歴任され、東日本大震災の復興にあたっても内閣府の復興構想会議議長や復興庁の復興推進委員会委員長を務められた方です。
テーマは「先の戦争と戦後70年」。
わずか1時間のなかで日本史のなかの戦争や、太平洋戦争になぜ向かっていったのかという壮大な話をまとめていただきました。
印象的だったのは、五百旗頭先生がフィリピンに行ったときの話です。
かつては激戦にあったフィリピンにおいて、とても歓迎されることに対し、「日本軍のことは思い出さないのか?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきたそうです。
『忘れることはできないが、許すことはできる』
信頼をもって長期的に取り組むビジネスを教えてくれたことや、ODAを通じた技術移転などに尽力してくれた日本に対して感謝があり、今さら日本軍のことを持ち出すつもりはないとおっしゃったそうです。
平和的に、人に優しく。
それが日本がたどってきた道ではないかとのご指摘に、その道を絶やすことのないようにしたいと感じます。
なお、この研究会は今日でいったんの区切りとなりました。
また臨時国会が始まれば行うかもしれないとのことです。一般の方も希望すれば参加できる会ですから、再開すればお知らせします。