今年2回目の党首討論
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今年2回目の党首討論
17日、今国会2回目の党首討論が行われました。ようやく月1回の定例開催に近づきつつあります。これは良いことです。
しかしながら、残念なことに安倍総理はあいかわらず持論を展開する長い答弁の一方で、岡田代表の質問には一向に答えていただけませんでした。
冒頭、岡田代表からは参議院の一票の格差是正をなんとかしようと呼びかけがありました。18歳選挙権が成立して初めて選挙権を行使する来夏の参議院選挙で、違憲無効になることがあってはならないというのはもっともです。
民主党はすでに具体案を提出しておりますし、公明党とかなり近い案となっています。あとは自民党次第です。
さて、今回は集団的自衛権について、そもそも昨年7月に議論なく閣議決定を行ったことについて事の重大さを認識しているのか、安全保障環境の変容を語られるが具体的に何が変わったのかを問いましたが、肝心の部分は答えがありません。
また、総理が提示された事例は個別的自衛権のなかであり、集団的自衛権の話は不要だと岡田代表は指摘しました。
安全保障の議論は政治家が責任をもってすべきです。しかし、違憲の疑いが強い法案を強硬に通すことはあってはなりません。民主党は、領海警備法を提案し、周辺事態法を提案しております。しっかりと議論を続け、何としても安保法制の成立を阻止せねばなりません。
来週22日の平和安全特別委員会にも、注目しておいてください。
いよいよ国会終盤になり、この安全保障法制が違憲なのかを知っていただく機会になると思います。