もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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エフエムさがみ83.9「ラジオ市長室」2

更新日時: 2021/03/27
カテゴリ:活動報告
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放 送:3月26日(金)午後 1時00分~29分
再放送:3月27日(土)午前11時00分~29分
2 来年度の予算概要について
Q あと約1週間で令和3年度となりますが、令和3年度の相模原市の予算概要について教えてください。
A 相模原市の令和3年度予算については、3月24日に市議会定例会議でご議決いただきました。
 一般会計予算規模は、前年度の3,072億円から83億円減、率で言うと2.7%減額の2,989億円です。
 長期間に渡って行われてきた財源の裏付けがない大規模事業に取り組むなどの市政運営の結果として、取り組まざるを得なくなった行財政構造改革に加え、新型コロナウイルス感染症のまん延などから、本市の財政は非常に厳しい状況にあり、いわゆる緊縮型予算の姿になっています。
 当面は、持続的な行財政基盤の構築のために様々な分野で抜本的な改革を進めていきますが、こうした改革の先に、希望に満ちた未来が実現できるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと思っています。
 こうした考え方を元に、予算編成に臨みました。
 予算のポイントをいくつか紹介します。
 令和3年度においても本年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を確実かつ適切に行うため、感染症拡大防止対策事業や、感染症総合コールセンターの運営に係る経費などを計上しました。
 また、予備費については、感染症対策を含めた応急的な支出に備えて、前年度に比べ3億円増加の4億円としました。
 市民の皆さんのくらしの安全・安心を確保する観点から、老朽化する公共施設の長寿命化事業に要する経費を計上するとともに、大規模な災害が発生した際に応急的に必要となる災害救助費や、被害を受けた公共施設の復旧に必要となる災害復旧費について、所要額を計上しています。
<参考>令和3年度予算額
・新型コロナウイルス感染症対策:11億2690万円
・災害救助費:6億7385万3千円
・災害復旧費:11億835万2千円
 また、コロナ禍で、生活保護費の増加が見込まれることや、障害児者介護給付等、教育・保育施設等給付費の増加などにより、 扶助費全体では約33億円増の963億を計上しています。
 協働事業提案制度で市民の方からご提案をいただいた中山間地域への移住・定住を促進する事業、相模原を紹介する電子書籍を市民参加で作成する事業、規格外や賞味期限間近の食材をひとり親家庭等へ配布する事業の3つを新たな協働事業として行う費用を計上しました。
<参考>協働事業提案制度
市民の方の豊富な経験や知識・人材等を生かし、市と協働することによって効果的に地域課題や社会的課題の解決を図るための仕組みとして、平成20年度から実施しているもの。
市民の方の事業提案を基に市の担当課と提案団体で事業実施に向けた協議を行い、市民協働推進審議会による審査等を経て事業化を行う。
 これらに加え、私の公約である中学校夜間学級の設置準備に要する経費を新たに計上したほか、持続可能な社会の実現に向けたSDGsの推進、シビックプライドの醸成などに要する経費を計上しました。
 今後も、しばらくの間は、新型コロナウイルス感染症との闘いが続くことが予想されます。
 そうした状況にあっても、市民の皆様に明るい未来を思い描いていただくために、取組を進めてまいりたいと考えています。
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