先日、JAXAの記者会見で、リュウグウからはやぶさ２が持ち帰った試料を分析したところ、水や炭素でできた有機物が含まれている可能性が高いと発表されました。

　今年6月以降、国内外の大学などで本格的な分析が開始されますが、それに向けて現在本市にあるJAXA相模原キャンパスにおいて簡易的な分析が行われております。

生命の起源に迫れるかもしれないと思うと、わくわくしますね。

　また、2019年に2回にわたってリュウグウへの着陸を撮影したカメラが故障していたことも発表されました。初代はやぶさではデータから推測するしかなかった着陸の様子を見られたのも、このカメラのおかげです。予算の関係で見送られるところ、一般からの寄附で開発されたものだそうで、残念ながら宇宙を飛び交う放射線で劣化したとみられています。貴重な瞬間を届けてくれたことに感謝しております。なお、探査機には別のカメラがあり、今後の観測には影響がないそうです。

※画像はJAXAホームページより