「政府の皆さん、答弁ははっきりとわかりやすくお願いします」
カテゴリ:活動報告
昨晩は福島市にて来年度の復興予算に関して意見交換をさせていただき、いま東京駅に向かう新幹線の中から投稿しております。
一昨日の安全平和特別委員会で、民主党の辻元清美衆議院議員の質問の際、菅官房長官が安全保障法制を合憲とする憲法学者の名前を3人しか答えられず、最後は「数じゃない」と答弁されました。
先週の憲法審査会で与党の参考人を含めた3人全員が安全保障法制を「違憲」と断じたのに対し、4日の官房長官の定例会見で、「違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」と発言していたにも関わらずです。
他方、法案に反対する憲法学者は200名を超えています。いい加減な発言をされることは真摯に反省すべきです。
官房長官は、最後には最高裁の砂川判決を持ち出しましたが、これは集団的自衛権について述べたものではないと、先日の特別委員会で内閣法制局長官も最後には認めました。
また、与党側参考人であった長谷部教授も集団的自衛権を認める根拠として無理があると発言していますし、判決後の政府見解は集団的自衛権を認めていないのです。
丁寧な説明をするという約束はどこにいったのでしょうか。煙にまくような答弁が多いなか、本日は衆議院厚生労働委員会で総理出席のもと派遣法「改悪」が強行される見通しとなっています。
断固抗議をしてまいります。