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JAXAの超低高度衛星技術試験機「つばめ」が「最も低い地球観測衛星の軌道高度」としてギネス記録認定されたそうです。

更新日時: 2019/12/27
カテゴリ:活動報告
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JAXAの超低高度衛星技術試験機「つばめ」が「最も低い地球観測衛星の軌道高度」としてギネス記録認定されたそうです。

超低高度衛星は、地上の様子を高解像度で撮影できるため、詳しいデータが取得できます。他方で、「超低高度」と呼ばれる軌道高度200km~300kmでは、通常の地球観測衛星が飛行する高度よりも大気抵抗が大きく、衛星材料を劣化させる原子状酸素の密度が1,000倍程度となるそうで、地球観測には精密さや長期間の衛星運用が求められるため超低高度は不向きとされてきたそうです。

「つばめ」は2017年に打ち上げられ、今年4月に高度271.5kmに到達。その後、徐々に降下し、9月23日~30日の間は167.4kmを維持して観測を実施。高解像度の良好な画像を取得することに成功したとのことです。
公開されている撮影された画像をみると、地上の横断歩道まではっきりと見えており、素晴らしい技術だと実感しております。

ここに至るまでには、多くの方が開発に関わってきたことと思います。心から敬意を表するとともに、得られた知見を更に発展させていくことを願ってやみません。

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