もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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衆議院予算委員会

更新日時: 2015/11/11
カテゴリ:委員会
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昨日、衆議院予算委員会が開催され、閉会中審査が行われました。

閉会中審査とは、国会の閉会中に行う委員会での質疑のことで、国会で継続審議となった法案審査や、各委員会が担当する分野で、調査や政府の見解をただすことが必要となった場合などに行われます。

今回は、TPPや新閣僚の所信など様々な論点がありましたし、通常国会中に約束していたはずの開催が結局見送られたこともあり開催されました。
しかし、衆議院と参議院で1日ずつでは、議論の深めようがありません。時間不足の感は否めず、総理の答弁もいつもながらすり替えが多かったのは残念でなりません。

しかし、認識の違い等明らかになった点も多くありました。たとえば、岡田代表の質疑で取り上げた雇用者数の問題。総理は雇用者数がアベノミクスで増えたと言っていますが、非正規雇用者が増え、正規雇用者が減っているわけです。とりわけ、25歳から44歳でその傾向が顕著だという点は今後の日本にとって良いことではありません。
総理は2010年の民主党政権下でも正規雇用が減っており、これは人口減少が理由だと答弁しました。
しかし、正規雇用者と非正規雇用者を足せば雇用者全体数が増えているわけですから、人口減少が理由というのは詭弁です。ちなみに、2010年の数字についてはリーマンショックの影響を勘案しなければなりません。

また、玉木議員の質疑ではTPPについて鋭く指摘をしていました。お茶の関税撤廃について「日本茶にかかる20%もの関税がゼロになる。静岡や鹿児島が世界有数の茶所と呼ばれる日も近いかもしれない」と総理は言ったが、既に関税ゼロの国も多く、TPPの枠組みでは174万円に過ぎません。他方、攻めるべき自動車分野では譲歩している部分が多いのです。もちろん、チャンスではあるがメリットを誇張しすぎており、デメリットをしっかり説明しないと指摘していました。

午後には僕も山井議員のパネル持ちをしていました。一億総活躍という他方で史上初めて障がい者報酬を切り下げたことについては、確かに矛盾しています。

ほかにも論点が多すぎて、ご紹介しきれません。昨日の短い時間ではとても消化不良です。様々な議員からも繰り返し要求がありましたが、ぜひとも臨時国会を開催して、議論を深めていただきたいと思います。引き続き、臨時国会の開催を野党共闘して求めてまいります。

広報さがみはら県のたより