もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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臨時記者会見

更新日時: 2021/01/15
カテゴリ:活動報告
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「相模原市行財政構造改革プラン(案)」について説明させていただきました。
 はじめに、本改革プランの策定に至った経緯等についてです。
 本市の長期的な財政収支の見通しや今後の人口動態等を踏まえますと、これまでと同様の行財政運営を続けた場合、持続可能な都市経営はおか、いずれは真に必要な行政サービスの提供すら、困難になることが見込まれます。
 私は、財政状況というものは、都市のイメージを決める重要な要素であると考えております。
 本市に対する市民の愛着度の醸成や市外からの定住促進等を図る上においても、良好ではない財政状況は大きなマイナス要因となるものと考えられます。
 このような状況を踏まえますと、歳入規模に応じ、行財政運営の構造を抜本的に改革し、また、こうした取組の必要性を市民、議会等と共有し、御理解、御協力をいただく必要があることから、「相模原市行財政構造改革プラン」を策定することといたしました。
 本改革プランで示そうとしているのは、いわゆる行政改革ではありません。本市の財政規模、財政構造等に応じて、事業費の縮減やスリム化を図ることは重要な要素ではありますが、それを主目的としたものではありません。
 その真の目的は、今後の人口減少と著しく財政が硬直化している中にあっても、相模原市総合計画の基本構想で描く本市の将来像「潤いと活力に満ち 笑顔と希望があふれるまち さがみはら」を実現するために、持続可能な行財政基盤を築くことにあります。
 これまで本市が実施することとしてきた大規模事業について、実現可能性が乏しいものや、実施に向けた具体的な取組が行われていなかったものがあり、これらに加えて大部分の事業については財源の裏付けが無かったものと認識をしております。
 こうしたことから、本改革プランにおいては、中長期的な財政状況を考慮の上、事業の選択と集中を名実ともに行うこととしております。
 また、新型コロナウイルス感染症の収束後における本市の目指すべき姿を踏まえ、財政運営上、「本市が特に重点的に力を入れる分野」や「本市の個性を生かした取組」についても明確に設定し、持続可能な行財政構造の構築を図って参ります。
 私は一昨年4月の就任以来、市民と直接対話することで様々なお声を聞いてまいりました。
 そうした中で、相模原市を愛する多くの声に接し、この相模原をどのように次代に繋ぎ、よりよい街にしていくかが期待されていると強く感じております。
 今後、この改革プランを推進していくためには、さらに多くの決断が求められると思いますが、市民の皆さんの希望のたすきを次の世代にしっかりと引き継ぐために、皆様との対話の中でご理解とご協力を得ながら着実に成し遂げてまいりたいと考えております。
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広報さがみはら県のたより