もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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安保法制 審議入り。

更新日時: 2015/05/27
カテゴリ:委員会
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安保法制 審議入り。
子どもたちのために皆さんの声を。

本日、衆議院本会議で安全保障法制の趣旨説明質疑が行われ、衆議院で審議入りいたしました。
とうとうこの日が来たという感じがいたします。

戦後70年続いてきた安全保障の考え方を、180度変える議論。
それを「平和安全法制」などと名付けてきた政府与党の姿勢には違和感を覚えます。

枝野幹事長も指摘しておりましたが、歴史から学べば、「平和」を強調してくるときは十分注意をしなければなりません。
そもそも解釈改憲による集団的自衛権の行使容認は、それ自体が違憲行為ではないでしょうか。
必要だというならば、堂々と法に則って改憲を行うべきです。

党首討論から議論になっている自衛隊のリスクについては「現在でも限界に近いリスクを負っている。本法によってリスクが高まることはない。リスクを最小限にする措置を盛り込んでいる」との答弁でした。

民主党から代表質問に立ったのは枝野幹事長でした。
まず、そもそも自国警備の法整備が優先であることを指摘し、法に示される新3要件の判断基準が曖昧であること、そして後方支援の危険性について改めて指摘をしました。
後方支援すなわち兵糧をたつということは、古来から軍事の基本です。イラクへの自衛隊派遣においても、人的被害が出なかったことが奇跡だったといわれるほどロケット弾等が着弾しております。
また、本日共産党の志位委員長は「殺し、殺されるリスクが高まる」と質問していました。これは、僕も以前に指摘したことです。

くわえて、アメリカの戦争に巻き込まれることはないと総理は繰り返しますが、かつて第一次安倍内閣でイラク派遣の法整備を担当した柳沢元官房副長官補は「絶対ある」「想像を絶する大変な世界になる」「必ず自衛隊から犠牲が出る」と述べられています。

明日から特別委員会での議論が始まります。
日経新聞に23日掲載された自民党の佐藤国対委員長へのインタビューでは、強行採決に言及されています。
一方で二階総務会長は、「議論を重ね、どうしても時間が足りない時は、その時考えればいい」と今国会成立にはこだわらない姿勢をみせています。
これだけの転換点であり、論点の多い法案です。時間を定めず、徹底的に議論をすべきです。
国民の安全安心を守るのが政治家の役割ですが、その逆をいく法案であり、野党共闘で徹底抗戦しなければなりません。
残念ながら、議席数からすれば、強行に採決されてしまえば野党では抵抗ができません。
だからこそ、国民の皆様の声を大きくあげていただくことが大切です。
週末の世論調査によれば、半数以上の方が安全保障法制に「反対」をされているのですから。

子どもたちに日本の未来をつなぐため、闘います。

広報さがみはら県のたより