もとむら賢太郎 公式ブログ もとむらの声

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再稼働に待った

更新日時: 2016/08/15
カテゴリ:委員会
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12日、四国電力伊方原発3号機が約5年3か月ぶりに再稼働しました。本日午後より、発送電が開始される見込みです。九州電力川内原発とあわせ、これで国内で3基の原発が稼働することになります。

伊方原発は佐田岬半島の付け根に位置します。その立地から「日本で一番再稼働させてはいけない原発のひとつ」と呼ぶ人もいるそうです。

半島の先端に住む約4,700人の避難経路、原発近くを通る四国から近畿まで続く活断層の影響など懸念されることは多くあります。

原発よりも西側に暮らす皆さんの避難については、海路で大分に逃げる方法も検討されているようですが、津波が来れば船は出航できません。悪天候でも出航できません。

日本三大地すべり地質ともよばれ、崩落が起きやすい地質といわれる地域です。陸路は分断される可能性が高いですし、国道が無事だとしても原発の前を通らねば避難ができません。
陸路も海路も難しい場合、屋内避難も計画されているようですが、ご高齢の方が多い中、どのように避難場所へ移動するのでしょうか。

幾度となく指摘されていますが、原子力規制委員会は避難計画を審査しません。政府は原子力規制委員会が新基準に適合すると審査した原発を順次再稼働させる方針ですが、避難計画の整備を前提としていないのです。

そもそも原発再稼働そのものに反対ではありますが、避難計画に懸念点があるのに再稼働するというのは、福島第一原発の事故をないがしろにしているように思えます。

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